公正価格

なぜ損益や強制決済価格の算出に公正価格が使われるのですか？

MEXC無期限先物では、先物市場の安定性を高め、市場の異常変動時に不要な強制決済を減らすために、独自に設計した公正価格表示システムを採用しています。このシステムがないと、相場操縦や流動性の不足により、日中価格が価格指数から不必要に乖離し、不必要な強制決済が行われる可能性があります。

公正価格表示システム

無期限先物の場合、公正価格は原資産の先物の価格インデックスに時間の経過とともに減少する移動平均を加えたものとなります。

また、この価格は強制決済価格と未実現損益にのみ影響することに予めご留意ください。実現損益には影響しません。

注）これは、注文が執行された直後に、プラスまたはマイナスの未実現損益が表示される可能性があることを意味します。これは、公正価格と約定価格との間にわずかな乖離があるためです。これは正常な現象であり、資金を失ったことを意味するものではありませんが、ポジションの早期強制決済を防ぐため、強制決済価格にご注意くださいますようお願いいたします。

無期限先物の公正価格の計算

公正価格＝現物インデックス価格＋基準移動平均

基準移動平均

= 移動平均（最良売値と最良買値の平均値 - 現物インデックス価格）

= 移動平均（（最良売値 - 最良買値）÷2 - 現物インデックス価格）

公正価格は、現物インデックス価格と基準となる移動平均の両方を考慮したものです。移動平均は、短期間の先物価格の変動を平準化し、急激な変動による不要な強制決済を抑制する仕組みです。